段々と、寒くなってくると、インフルエンザの予防接種が頭をよぎってきます。
ドイツでは、かかりつけのホームドクター(Hausarzt) などで、インフルエンザの予防接種(Grippeimpfung)を受けれます。
そして、公的健康保険(Gesetzliche Krankenversicherung)の場合は、費用を負担してくれる場合が多いので、無料で受診できます。
本格的に流行る前に、インフルエンザの予防接種をご検討の方は、参考にしてみてください。
まず最初にすること
まず、ホームドクター (Hausarzt )に、電話をして、インフルエンザ (Grippe) の予防接種 (Impfung) を受けたい旨を伝えます。
私のホームドクターでは、だいたい9月上旬に電話するば、状況を教えてくれます。
そして、ホームドクターより、マスク・保険カード(Versicherungskarte)を持って、○日の○時頃に来るように。と、電話で指示がありました。
最近は、コロナのため、待合室に人数制限を定めていたり、リスクを避けるため、付き添いの同行を禁止にしている診療所が増えています。せっかくの予約なので、時間厳守で行くようにしています。
また、待合室の密を避けるため、予約時間よりも早くに到着してしった場合、時間まで外で待つように言われてる光景も目にしたことがあります。
また、以前は、予約無しでホームドクターを訪れることができましたが、コロナ以来、医者に行く際には、電話で確認してから行くようにしています。
いつから接種可能?
私のホームドクター曰く、ドイツでは、毎年9月中旬より接種可能だそうです。そして、効果は半年ほど持続するそうです。毎年ピークと言われているのが、年明けの1月2月なので、9月に予防接種をしても、効果は持続しますね。
ちなみに、2019年は、10月の中旬に、2020年は少し早めの9月下旬に接種しました。
実は、2018年の10月中旬にホームドクターに電話したところ、もう在庫が無い。と、言われてしまった経験があります
それ以来、なるべく早く、電話だけでもしようと心がけています。
注射代は?
ドイツには、公的健康保険(Gesetzliche Krankenversicherung) と、プライベート健康保険(Private Krankenversicherung)があります。
私は、公的健康保険に加入しています。そして、保険会社が、インフルエンザの予防接種代を負担してくれました。
保険会社によって、インフルエンザの予防接種代をカバーしているかどうかは、異なるので、ご不明な点がある場合は、受診される前に、ご加入の保険会社やホームドクターに、ご確認ください。
当日の流れ
保険カードと、黄色の予防接種の国際証明書(Impfpass)を持参します。
予防接種の国際証明書(Impfpass)とは、日本でいう母子手帳みたいなもので、生まれたときから現在に至るまでの予防接種の履歴が記載されています。
予防接種の国際説明証(Impfpass)をもっていない場合は、ホームドクターにその旨を伝えれば、その場で発行してくれます。
ドイツで各種予防接種をする予定がある方は、持っていたほうが良い1冊ですよね。
事務処理後、利き手の反対側に注射をしてもらい、副作用 (Nebenwirkungen) について説明を受けました。赤くなって、腫れがひどくなった場合など、すぐに来院するように言われました。
コロナの影響で、私のホームドクターは、待合室には一人だけ、消毒などもしっかり行い、他の患者さんと接触することがない徹底ぶりでした。
最後に
日本では、一般的に、11月や12月にかけてインフルエンザの予防接種を受ける人が多いと思います。それぐらいの時期だと、ちょうどピークに合わせて効果が持続するので、より効果的だと思います。
しかし、ドイツでの経験のなかで、タイミングを逃すとインフルエンザ予防接種の在庫が無くなり、次の入荷を待たなくてはいけなくなるので、毎年接種時期は、悩みの種でした。
また、年末年始に日本に一時帰国することが多かったので、(2020年は、残念ながら、コロナの影響で、ドイツで過ごすことになりました。)インフルエンザの予防接種は、なるべく毎年行うようにしています。
2020年の予防接種では、9月下旬と接種しに行くのが少し早すぎて心配していましたが、看護師さんと話していたところ、私のホームドクターでは、この時点で、すでに注文した在庫200人分の半分が、なくなってしまったようです。
私のホームドクターは、高齢者やリスク患者さんなどから優先して接種しているので、9月上旬あたりから予防接種が始まっていたとは、結構早いですよね。
今年は、コロナの影響もあって、インフルエンザの予防接種をする人が、増えたのかもしれないですね。
これから寒くなってくる季節、要注意ですね。ご自愛ください。